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アメリカの貿易赤字185兆円、過去最大を更新…国別トップは中国・日本は7番目

読売新聞 / 2025年2月6日 13時1分

アメリカと中国の国旗=AP

 【ワシントン=田中宏幸】米商務省が5日発表した2024年の貿易統計(国際収支ベース、季節調整済み)によると、モノの輸出額から輸入額を差し引いた貿易赤字額は前年比14・0%増の1兆2117億ドル(約185兆円)で過去最大を更新した。トランプ大統領は巨額の貿易赤字を問題視し、関税による解消を目指す姿勢を示している。今後さらに関税措置の圧力が強まる可能性がある。

 24年の輸出額は1・9%増の2兆838億ドルと小幅な伸びにとどまった。一方で、輸入額は強い個人消費を背景とした内需拡大などで6・0%伸び、3兆2955億ドルだった。

 特に12月に輸入が急増していた。高関税政策を掲げるトランプ政権の発足を控え、関税が高くなる前に取引を行う「駆け込み輸入」の動きが相次いだとみられる。

 モノの貿易赤字(通関ベース)の相手国・地域別では、中国が2954億ドルで最大、メキシコが1718億ドルで続いた。日本は685億ドルで7番目に多かった。

 トランプ政権は4日、不法移民や合成麻薬フェンタニルの流入阻止を理由に、中国からの輸入品に10%の追加関税を発動した。一方でカナダとメキシコへの25%の関税は1か月延期すると発表している。

 トランプ氏は巨額の貿易赤字に不満を示しており、日本も関税引き上げの標的になる可能性がある。

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