三菱商事、千葉県銚子市沖の洋上風力着工延期…3海域事業で522億円減損計上「ゼロから見直す」
読売新聞 / 2025年2月6日 18時27分
三菱商事は6日、秋田県沖と千葉県銚子市沖の計3海域で手がける洋上風力事業について、2024年4~12月期連結決算(国際会計基準)に522億円の減損損失を計上したと発表した。物価高や円安で資材価格が高騰した影響が大きい。このうち千葉の事業は今年1月の着工を予定していたが、延期する。
三菱商事は21年、政府が募集した洋上風力発電事業を落札した。その際、政府想定を大幅に下回る、1キロ・ワット時あたり11・99~16・49円で売電する計画を提示した。
だがその後の資材価格高騰で当初計画の見直しを迫られ、事業性を再評価することになった。三菱商事と企業連合を組む中部電力も179億円の減損損失を計上した。
6日の決算記者会見で、中西勝也社長は「地政学リスクやインフレの影響が押し寄せてきている。ゼロからもう一度見直す」と説明した。着工や運転開始の時期については「現時点では何とも申し上げられない」と述べるにとどめた。
海に囲まれた日本では、洋上風力が再生可能エネルギー拡大のカギと期待されるが、欧米では資材高騰などの影響で事業縮小や撤退が相次いでいる。
経済産業省は、企業の撤退を防ぐため、入札時より資材価格などが上がった場合は、売電価格に一部転嫁できる制度を25年度以降に設ける方針だ。経産省は「事業の実現に向け、適切な対応を求めていく」としている。
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