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トランプ氏のガザ所有発言「域外移住は深刻な国際法違反」…イギリス・フランスら反発や戸惑い

読売新聞 / 2025年2月6日 21時1分

 【パリ=梁田真樹子、ロンドン=蒔田一彦】米国のトランプ大統領がパレスチナ自治区ガザを所有し、住民の域外移住を提案したことに対し、国際社会で反発や戸惑いが広がっている。イスラエルとパレスチナが共存する「2国家解決」への支持も相次いだ。

 フランスのマクロン大統領は5日、エジプトのアブドルファタハ・シシ大統領との電話会談で、トランプ氏の提案を受け入れない考えで一致した。仏大統領府の発表によると、両首脳は、域外移住は「深刻な国際法違反」だと非難した。

 英国のスターマー首相も5日の下院で「パレスチナ人は故郷に帰り、再建することが認められなければならない」と答弁。ドイツのアンナレーナ・ベーアボック外相も「ガザはパレスチナ人の土地だ」との声明を出し、強制退去は「新たな苦しみと憎しみを生む」と懸念を示した。国連のアントニオ・グテレス事務総長は5日、特定の民族などを強制的に排除する民族浄化の回避を訴え、2国家解決の必要性を強調した。

 一方、イスラエルのベンヤミン・ネタニヤフ首相は5日、トランプ氏の提案を「注目すべき考えだ」と称賛した。米FOXニュースのインタビューに答えた。イスラエル・カッツ国防相は6日、ガザ住民の移住を促進する計画を策定するよう軍に指示を出した。

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