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ディープシークの生成AI利用「慎重な対応を」…林官房長官、各府省庁に政府方針の徹底通知

読売新聞 / 2025年2月6日 23時32分

ディープシークの生成AIアプリのアイコン=AP

 林官房長官は6日の記者会見で、中国の新興企業ディープシークが開発した生成AI(人工知能)の利用について、各府省庁に慎重な対応を呼びかける通知を出したことを明らかにした。

 通知では、機密情報を扱う政府端末で生成AIを利用できないとする政府の統一基準を説明しており、林氏は「政府の対応方針を徹底する」と強調した。

 同社のAIでは、個人情報を含むデータが中国国内のサーバーに保存される可能性があるため、機密情報を扱わない場合でも内閣サイバーセキュリティセンター(NISC)やデジタル庁に助言を求めた上で、使用の可否を判断することも求めた。

 同社のAIは、イタリアや韓国などで使用を制限する動きが広がっており、林氏は「他国との連携や国際的な枠組みを活用した情報収集を行っていく」と述べた。

■韓国でも利用制限「技術的、セキュリティー上の懸念ある」

 【ソウル=小池和樹】韓国外交省と国防省は6日、中国の新興企業ディープシークが開発した生成AI(人工知能)の利用を制限したと明らかにした。韓国メディアによると、他の省庁などでも同様の動きが広がっている。

 国防省報道官は6日の記者会見で、同社の生成AIについて「技術的、セキュリティー上の懸念がある」と述べた。軍の業務を取り扱う機器からの接続を遮断する措置を取ったという。

 聯合ニュースによると、警察も同日、「個人情報流出などの恐れがある」として業務での利用を禁止した。統一省や保健福祉省などの各省庁、ソウル市など自治体でも、利用禁止などの対策を講じているという。

 ディープシークのAIを巡っては、利用データが中国国内のサーバーに保存される問題があるなどとして、世界各地から懸念の声が上がっている。

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