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高校野球「7回制」導入は英断?元巨人ヘッドコーチ異論、「慣れると将来的につまづく心配」

J-CASTニュース / 2025年2月6日 11時59分

高校野球「7回制」導入は英断?元巨人ヘッドコーチ異論、「慣れると将来的につまづく心配」

高校球児の聖地・甲子園球場

プロ野球巨人の元ヘッドコーチで野球解説者の元木大介氏(53)が2025年2月3日にユーチューブを更新し、高校野球の7回制導入について自身の見解を示した。

「9イニングという野球に慣れさせなければいけない」

スポーツ紙などの報道によると、高校野球の7回制導入について、日本高等学校野球連盟(日本高野連)が夏の酷暑対策や健康面などの配慮を含めて議論しているという。

社会人野球では、すでに一部で7回制が導入されている。プロ野球では試合の時間短縮が課題となり、日本ハムの新庄剛志監督(52)が「7回にしてほしい」などとコメントしたという。

大阪・上宮高校時代に甲子園に出場した元木氏。夏の猛暑の中、甲子園球場でプレーした経験を踏まえ、「7イニング制はちょっと反対」と切り出し、その理由について、次のように説明した。

「アメリカだって9イニングするわけでしょ。プロに入ったら。大学もそうだけど。(日本で)高卒からアメリカに行こうという子が出てきているわけだから、9イニングという野球に慣れさせなければいけない。7イニングになったら野球が変わってくる。ピッチャーも。だからクローザーとか。セットアッパーという人たちがいる。そこで仕事をしている人たちがいるところで、8回、9回がないわけだから。それで慣れちゃうと、ちょっと上にいったときにつまづいちゃう心配がある」

「東京ドームで試合するのもいいんじゃないか」

元木氏が「高卒からアメリカに行こうという子」と表した選手は、東京・桐朋高校の森井翔太郎内野手(18)だ。

森井は高校通算45本塁打、投手としては最速153キロを記録し、二刀流高校生として注目されていた。日本のプロ球団から高い評価を受けながらも、今オフに大リーグのオークランド・アスレチックスとマイナー契約を結んだ。

7回制導入が検討される理由について、酷暑と投手の球数を挙げた元木氏。打開策として、日本高野連が自前で球場を建設するなどの案を提示し、この他にドーム球場での開催などの案にも言及した。

「東京ドームだったら東京ドームでやって、試合するのもいいんじゃないか。いろいろなことがあるとは思う。メリット、デメリットが出てくると思う。でも、何かしら変えていかなくてはいけない。ただ、野球のルールは変えてほしくないというのは俺の中である。小学生、中学生は7イニングで終わるが、そこから伸びていくわけだから。大学とかプロとか上の野球を目指していくわけだから」

24年夏に甲子園球場で開催された第106回全国高校野球選手権大会では、酷暑を避ける目的で、試合を午前と夕方に分ける2部制が初めて実施された。

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