笑福亭鶴瓶の広告差し止めで「ご迷惑とご心痛、深く反省」 批判受けたスシロー、順次再開を表明

笑福亭鶴瓶さん（2010年撮影）

回転寿司チェーン「スシロー」は2025年2月6日、イメージキャラクターを務める落語家の笑福亭鶴瓶さんの広告を順次再開すると公式サイトで発表した。25年1月末、同社は鶴瓶さんの広告を見合わせていた。

広告削除直後から疑問視の声

鶴瓶さんを巡っては、女性とのトラブルで芸能界を引退した中居正広氏に関する報道で名前が出ていた。週刊文春電子版の1月25日付の記事では、中居氏らのバーベキューパーティーに参加していたものの早々に帰ったという。鶴瓶さんがトラブルそのものに関与したとは報じられていない。

スシローのイメージキャラクターだった鶴瓶さんは1月末、同社の公式サイトから姿を消した。これに対し、同社の対応を疑問視する声がSNSで上がっていた。

スシローは2月6日、「笑福亭鶴瓶様を起用した広告などについてのお知らせ」と題した文章を発表。「当初より本日まで所属事務所様とのやり取りや社内協議を続け、広告などを順次再開することといたしました」と報告した。

見合わせは「状況の全体像が不明確」だったため

広告を見合わせた経緯については、次のように説明した。

「弊社では笑福亭鶴瓶様に関する当初の報道を受け、お客様から様々なご意見を頂戴いたしました。その後、所属事務所様を通じて当初の報道に対し書面にてご見解を頂きましたが、状況の全体像が不明確であったため、所属事務所様にお伝えした上で、広告素材の使用を一時見合わせるという判断をいたしました」

その上で「その結果として、笑福亭鶴瓶様および所属事務所の皆様にもご迷惑とご心痛をおかけし、深く反省しております」と謝罪している。