八潮道路陥没、国交省が再発防止策を検討…有識者委員会で議論

国土交通省

　埼玉県八潮市の県道陥没事故を受け、国土交通省は月内にも、同様の事故の再発防止策を議論する有識者委員会を発足させる。中野国土交通相が７日の閣議後記者会見で明らかにした。

　下水道法は下水道管の腐食しやすい箇所について、５年に１回以上の点検を義務付けている。今回の事故現場は点検の対象外だったが、２０２１年度に行われた県独自の定期検査では「直ちに修繕が必要な状況ではない」と判定されていた。

　委員会では、県による原因究明を踏まえ、適切な検査方法や頻度、対象範囲について検討する見通し。