韓国大統領が「１４０億バレル埋蔵も」と指摘した浦項沖の石油や天然ガス、試掘の結果「経済性確保できない」

韓国の国旗

　【ソウル＝依田和彩】韓国主要紙・東亜日報などは７日、韓国政府が南東部・浦項（ポハン）沖の日本海で初めて石油と天然ガスの試掘調査を行った結果、「ガスの兆候が一部あることは確認したが、経済性を確保できる水準ではなかった」とする政府関係者の話を伝えた。

　昨年６月、尹錫悦（ユンソンニョル）大統領が記者会見し、この海域で最大１４０億バレルに上る石油と天然ガスが埋蔵されている可能性があると明らかにしていた。韓国政府は埋蔵が確認されれば商業開発に乗り出す方針で、今後も別の地点で試掘調査を続けるという。