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水原一平被告「本当に申し訳ない」、長く公私ともにした大谷選手に謝罪…量刑の減軽は認められず

読売新聞 / 2025年2月8日 0時14分

6日、米カリフォルニア州サンタアナで、量刑を言い渡され、連邦地裁を出る水原一平被告=ロイター

 「大谷選手には本当に申し訳なく思っている」――。米カリフォルニア州の連邦地裁で6日、禁錮4年9月を言い渡された水原一平被告は法廷で、長く公私をともにしてきた大リーグ、ドジャースの大谷に謝罪した。

 量刑言い渡しの前にジョン・ホルコム判事から発言を促され、「この過ちは私の残りの人生に影響を与えるものであり、その結果を受け入れる覚悟はできている」と正面を見据え、硬い表情のまま語った。

 被告側は1月に地裁に提出した意見書で「大谷選手の成功を願う気持ちから、休むことなく働き続けた」と献身的な働きぶりをアピールしていた。「食料品の買い物や愛犬のトリミングの送迎など雑用もこなし、まともな休日はほとんどなかった」「給料が安すぎると感じていたが、解雇を恐れて言えなかった」と主張し、量刑の減軽を求めていた。

 しかし、この日の法廷では、水原被告が大谷から金銭面で手厚い支援を受けていた実態が明らかとなった。ホルコム判事はこれまでの記録を踏まえ、「(水原被告は)大谷選手から年間5桁(1万ドル単位)のチップを受け取っていた」と指摘。大谷から水原被告の家賃が支払われ、高級車ポルシェを贈られていたことにも触れ、求刑通りの刑を言い渡した。

 検察側は当初から一貫して大谷の賭博関与を否定してきた。大谷が被害に気づかなかったことを疑問視する風潮や、大谷が犯罪行為に関わっていたかのような偽情報の拡散に懸念を示し、法廷では「経済的な損害以上に深刻なのは、大谷選手の評判が傷ついたことで、完全に修復されない可能性がある」と述べた。閉廷後には報道陣に対し、「大谷選手はこの事件の被害者」と何度も繰り返した。

(米カリフォルニア州サンタアナ 後藤香代、帯津智昭)

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