井上尚弥をフェザー級で待ち受ける4王者 脅威となる王者は?識者が注目する「化ける可能性」がある王者
J-CASTニュース / 2025年2月7日 14時30分
![井上尚弥をフェザー級で待ち受ける4王者 脅威となる王者は?識者が注目する「化ける可能性」がある王者](https://media.image.infoseek.co.jp/isnews/photos/jcast/20250207jcast20252501398_0-small.jpg)
WBO王者エスピノサ(本人インスタグラムより)
プロボクシングのスーパーバンタム級4団体統一王者・井上尚弥(大橋、31)が、年内に1階級上のフェザー級での世界タイトル戦を計画している。
「時間が経って『もしかしたらな』と思えるのがエスピノサ」
スポーツ紙の報道によると、所属ジムの大橋秀行会長(59)が明かしたもので、対戦候補としてWBA世界フェザー級王者ニック・ボール(英国、27)が挙がっている。
ボール戦に勝利すれば、26年は再びスーパーバンタム級に戻して4団体の王座防衛を行っていくというが、将来的にはフェザー級転向を視野に入れている。
スーパーバンタム級で無双する「モンスター」。フェザー級でも無双は続くのか。井上を脅かす王者はいるのか。J-CAST編集部は、多くの世界王者を育てたTMKジムの金平桂一郎会長(59)に話を聞いた。
現在、フェザー級には、WBA王者ボールの他に、3人の世界王者が存在する。
WBC王者スティーブン・フルトン(米国、30)、WBO王者ラファエル・エスピノサ(メキシコ、30)、IBF王者アンジェロ・レオ(米国、30)の3人だ。
金平会長は、「現時点で井上選手の脅威になりそうな王者はいませんが」と前置きした上で、「これから時間が経って『もしかしたらな』と思えるのが、エスピノサ選手です」と、WBO王者の名を挙げた。
エスピノサは身長185センチと、フェザー級では長身で、プロ戦績は26勝(22KO)無敗。23年12月に、五輪で2度金メダルを獲得したロベイシ・ラミレス(キューバ、31)を判定で破り、WBO王座を獲得した。24年12月の再戦では、6回TKOで退け、勢いに乗る注目の世界王者だ。
「現時点では井上選手に潰されてしまう」
身長165センチの井上と比べ、20センチも背が高く、84%のKO率を誇るエスピノサ。金平会長は、エスピノサの可能性について、次のように分析した。
「フェザー級の選手にしては、非常に体格が大きい。ただ、体の線が細いように見える。そこでいうと、現時点では井上選手に潰されてしまうのではないかと思います。しかし、あの身長185センチは相当に大きい。時間が経てば、階級を上に上げるなどのウエイトコントロールの問題が出てくると思うが、ボクシングが非常にうまい感じがするので、そういう意味での可能性ですね」
そして、こう続けた。
「エスピノサ選手は、高身長だけでなく、工夫して戦う。懐が深く、パワーがないわけではないが、ひ弱い印象がぬぐえない。ただ、すぐに井上選手と対戦するような話ではないので、化ける可能性はある。年齢的にみれば、そこに伸びしろはなく、いかに体を作るか。いかにしっかりとした体を作れるか。ボクシングは背が高ければ、有利というものでもない。高身長を生かしてやりづらさを感じさせるには、最低限の攻撃力が必要となる」
井上はバンタム級に続き、スーパーバンタム級でも世界主要4団体王座を統一した。プロデビュー以来、29戦全勝(26KO)と、ほぼ完ぺきなレコードを誇る。金平会長は、井上の強さに触れつつ、井上に勝つために必要なものに言及した。
「井上選手と戦うということは、井上選手のパンチを徹底的に殺しながら強い攻撃をしていかないと、結局は井上選手に詰められて終わってしまう。そのどちらかだけではだめ。突出した集中力で井上選手の攻撃をしのぎながら、自分も強いパンチを当てていく。普通のボクシングの勝ち方もそうだが、より精度を高くしないと井上選手には勝てない」
井上の25年度の初戦は1月24日に有明アリーナで、スーパーバンタム級の王座防衛戦を行い、WBO同級11位キム・イェジョン(韓国、32)を4回KOで下し王座防衛に成功。次戦は6月14日に米ラスベガスで予定され、対戦相手は、WBC世界スーパーバンタム級1位のアラン・ピカソ(メキシコ、24)が候補に挙がっている。
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