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「この冬一番の寒気」で記録的な大雪、山形新幹線で除雪車脱線…雪かきの男性「一気に積もった」

読売新聞 / 2025年2月8日 12時17分

脱線したとみられる除雪車(8日午前9時15分、山形県高畠町のJR高畠駅で)=内田健司撮影

 この冬一番の強い寒気が上空に流れ込んでいる影響で、8日午前も日本海側を中心に記録的な大雪が続いた。各地で車が立ち往生したり、鉄道の運行に乱れが生じたり、影響が出た。大雪は9日まで続く見通しで、気象庁は警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、8日未明までの12時間降雪量は新潟市中央区で50センチ、新潟県佐渡市で38センチを観測し、いずれも統計開始以降で最大となった。日本海側を中心に積雪が増えており、8日午前9時時点で新潟県魚沼市では300センチを超えた。このほか、富山市石坂71センチ、新潟市中央区51センチ、福井市50センチ、金沢市40センチなど、市街地でも平年の3~6倍程度の積雪量になった。

 新潟市中央区で店の前で雪かき作業に追われた美容師の男性(80)は「昨夜から一気に積もった印象。雪が湿っぽくなる前に除雪したい」と話した。

 山口県山陽小野田市の国道2号では8日午前0時半頃、除雪作業の業者から「スタック(立ち往生)が発生している」と国土交通省山口河川国道事務所に連絡があった。8日午前6時頃には後続の車少なくとも数十台が立ち往生し、最大5キロ程度の渋滞が発生した。同9時頃に解消した。

 同じ国道2号で、7日午後11時35分頃、同県岩国市周東町で交通事故の現場対応をしていた県警自動車警ら隊の男性巡査長(29)が、大型トラックにはねられた。病院に搬送されたが、死亡が確認された。

 岩国署の発表によると、現場で車の追突事故があり、巡査長が通過車両を誘導中、後続の大型トラックが横滑りして突っ込んできたという。現場は片側1車線の緩やかな右カーブで、路面は降雪で凍結していた。

 新幹線も8日、運転の見合わせや遅延が相次いだ。

 JR東日本によると、山形新幹線は、山形県高畠町のJR高畠駅構内で除雪車が脱線した影響で、福島―新庄駅間の運転を終日見合わせる。上越新幹線と東北新幹線では線路点検を行い、一時運転を見合わせた。JR東海の東海道新幹線は始発から、三河安城―新大阪駅間で速度を落とし、2時間超の遅れが出た。

 気象庁によると、9日午前6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で関東甲信80センチ、東北や北陸(新潟県含む)、近畿が70センチ、東海と中国60センチ、九州北部20センチ、四国15センチ。

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