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37歳織田信成、2度目の引退…でも目標は「40歳で4回転ジャンプ」のギネス記録

読売新聞 / 2025年2月8日 22時32分

2度目の現役引退後もスケート界の発展に尽力したいと話す織田信成

 フィギュアスケート男子で2010年バンクーバー五輪代表の織田信成(37)が、競技生活に2度目の終止符を打った。22年秋に現役へ復帰し、昨年末には念願の全日本選手権出場を果たした。「家族の支えもあり、好きなことができた。自分は幸せ者」。今後もアイスショーなどに出演する意向で、次の目標に「40歳で4回転ジャンプ」を掲げた。(岡田浩幸)

アイスショー出演は継続

 豊かな表現力を武器に08年全日本選手権を制覇するなど日本フィギュア界を引っ張り、13年末に現役を引退。しかし、ショーで滑るうちに「限界に挑みたい」「おじさんでもできると証明したい」との思いが募り、競技会への復帰を決めた。

 これまでに膝を3度手術。復帰後の約2年間は痛みとも闘いながら、早朝や深夜にリンクを借りて練習に打ち込んできた。トレーナーの助言をもとに入念にコンディションを整え、栄養面も見直した。37歳で臨んだ昨年末の全日本はショートプログラムで4回転トウループを成功させるなどして4位。「街を歩くと『全日本を見たよ』と言ってもらえた。自分の頑張りから何かを感じ取ってもらえたなら、うれしい」と話した。

 最後の演技となった今年1月の国民スポーツ大会冬季大会のフリーはジャンプのミスが続いた。「ラストが今季一番悪い内容だった。でも、こういう終わり方も自分らしい」と笑い、「やればやるほどスケートって本当に難しい。だからこそ魅力的で、離れたくない」と思いを吐露した。

 「もっとスケート界を盛り上げたい」といい、今後もできる限りトレーニングを続けていくという。「40歳になった時、『最年長でアイスリンク上の空中で4回転した人』としてギネス世界記録に認定してもらいたい。(認定の)壮大なイベントをしたいと考えている」。挑戦の日々はまだまだ続く。

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