残り湯のぬめり防ぐ錠剤、紙皿・紙コップも…下水自粛要請の埼玉で需要増
読売新聞 / 2025年2月8日 13時13分
埼玉県八潮市の県道陥没事故を受けて、県が下水道利用の自粛を呼びかけている12市町で、節水用品の売り上げが伸びている。下水道の水位を下げるのは、安否がわかっていない転落したトラックの男性運転手の捜索に不可欠で、対象地域に住む約120万人の協力が数字に表れた格好だ。
蓮田市
中でも人気なのは、残り湯の臭いやぬめりを防ぐ錠剤で、特に29、30日は、普段の5倍ほどの売れ行きだったという。柄沢航大店長(41)は「要請が続く中でも、不便なく生活できる手助けをしたい」と話す。
錠剤を販売する花王によると、今月3~7日の埼玉県内への出荷数は、前年同期の約1・5倍に膨らんだ。残り湯を沸かし直せば、排水を120~160リットル減らせるといい、同社は「1982年から販売している商品で特に宣伝していないため、自粛要請が売り上げ増の理由では」と分析する。
飲食店での工夫も。陥没現場近くのパキスタン料理店「カラチの空」では、県の要請後、すぐに紙皿約300枚を購入した。店主のザヒット・ジャベイドさん(59)は、「お客さんたちも理解してくれている。一人ひとりが協力すればきっと状況は良くなる」と話した。
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