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各地で大雪、新潟県阿賀町では史上最大の積雪194cm…あすも東北で70cmなど雪予報

読売新聞 / 2025年2月8日 19時42分

記録的な大雪となり、歩道の除雪作業に追われる住民(8日午前8時39分、新潟市中央区で)=原大地撮影

 強い冬型の気圧配置が続く影響で、8日も日本海側を中心に大雪となり、各地で事故が相次ぎ、鉄道の運行が乱れた。大雪は9日まで続く見通しで、気象庁は警戒を呼びかけている。

 気象庁によると、8日午後5時までの12時間降雪量は、群馬県草津町で35センチを観測したほか、岡山県真庭市で28センチに達するなど、広範囲で雪が降り続いた。新潟県阿賀町では8日明け方に積雪が194センチに達し、観測史上最大となった。

 気象庁によると、今回の大雪は日本列島を覆って断続的に強い寒気が流れ込んでいるためで、数年に1度の規模の寒波だという。

 富山県上市町では8日午前3時55分頃、無職宮本昭成さん(63)が自宅玄関前で倒れているのが見つかり、その場で死亡が確認された。近くにはスコップやスノーダンプがあった。8日午後には、山形県最上町で、60歳代男性が除雪作業中、自宅屋根からの落雪に巻き込まれ、心肺停止となった。

 広島県呉市では、路面凍結によるスリップが原因とみられる事故で、会社員迫田哲生さん(48)が死亡した。山口県山陽小野田市の国道2号では8日午前、少なくとも車数十台の立ち往生が発生した。

 JR東日本によると、山形新幹線は、山形県内の駅構内で除雪車が脱線した影響で、福島―新庄駅間で終日、運転を見合わせた。JR山形駅では、払い戻しに訪れた客らで窓口に行列が出来た。運休は9日正午頃まで続く見通し。上越新幹線と東北新幹線も線路点検のため、8日朝に一部で運転を見合わせた。JR東海によると、東海道新幹線は一部区間で速度を落として運転し、ダイヤが乱れた。

 9日も日本海側は大気の状態が不安定で、午後6時までに予想される24時間降雪量は、多い所で東北70センチ、関東甲信と北陸(新潟県含む)60センチ、東海と近畿50センチ、中国40センチ。九州も一部で雪が降る見通し。

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