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広島平和資料館の入館者数きょうにも過去最多へ、200万人目前…被団協の平和賞追い風

読売新聞 / 2025年2月9日 8時0分

広島平和記念資料館

 広島市の広島平和記念資料館の年間入館者数が9日にも、前年度の198万1782人を上回って過去最多を更新する見通しになったことが、市幹部への取材でわかった。被爆者団体の全国組織「日本原水爆被害者団体協議会(被団協)」のノーベル平和賞受賞が追い風となり、200万人到達も目前に迫る。

 2023年5月に同市で開催された先進7か国首脳会議(G7サミット)で広島に注目が集まり、インバウンド(訪日外国人)の来館が急増。23年度の入館者数は過去最多となった。

 24年度は被団協の平和賞受賞が決まった10月に月別で過去最多となる27万人超が訪れるなどし、今月6日時点で197万1935人に到達。前年同時期の土日には1日4000人以上が訪れており、9日に最多を更新するとみられる。市は、13日に200万人を超え、3月には1955年の開館からの累計入館者数が8000万人に達するとみている。

 市では2025年度に東館1階を改修し、核兵器廃絶に向けた国際的な動きなどを紹介するコーナーの新設を進める。さらに、混雑緩和の効果も期待し、周辺に残る被爆建物の本川、袋町両小学校と広島逓信病院旧外来棟の展示内容を充実させて資料館の付属展示施設に位置づける考え。

 市平和推進課の担当者は「資料館以外にも足を延ばし、多面的に被爆の実相を学んでほしい」と話す。

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