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陥没した穴で運転手の捜索、30分で終了…手がかり見つからず

読売新聞 / 2025年2月9日 13時5分

クレーンが作業を行う、捜索作業が中断された現場(9日午前、埼玉県八潮市で)=西部悠大撮影

 埼玉県八潮市の県道が陥没し、トラックが転落した事故で、消防は9日朝、穴内部で重機を使い、安否不明となっている70歳代の男性運転手の捜索を再開したが、約30分で打ち切った。手がかりが見つからなかった上、さらなる崩落による二次被害の懸念が高まったため。消防は今後、穴内部の捜索でなく、運転席部分とみられるものが見つかった下水道管内を調べることなどを検討するとみられる。

 消防によると、作業は午前7時半頃に始まり、消防隊員約20人が重機でがれきや土砂をすくう捜索作業に参加した。ただ、運転手の居場所などに関する手がかりが見つからなかった上、捜索範囲を広げるとさらなる崩落を招く恐れがあり、約30分で終えた。

 事故は1月28日午前9時50分頃に発生。交差点の中央付近が陥没し、トラックが転落した。運転手とは同日午後1時頃に消防隊員と会話して以降、連絡が取れない状況が続いている。

 消防による捜索は今月1日夜、穴内部で水が湧き出ていたことなどから中断していた。事故現場は土壌がもろく、断続的に下水とみられる水が流れ込んでいることなどから、陥没の穴が拡大。県は穴につながる緩やかなスロープ2本を造成し、周辺で土壌改良を実施するなど、捜索活動に向けて大規模な工事を続けてきた。

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