米露電話会談について「否定も肯定もできない」「私が気付かないこともある」…ロシア大統領府報道官

ロシアのプーチン大統領（６日）＝ロイター

　ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は９日、米国のトランプ大統領がニューヨーク・ポスト紙のインタビューで、プーチン露大統領と電話で会談したと明らかにしたことに関して、「肯定も否定もできない」と語った。タス通信の質問に答えた。

　ペスコフ氏は、米露間の対話は様々な経路を通じて行われていると指摘した上で、「私自身が何かを知らなかったり、気付かないこともある。このため、今回の場合、（電話会談をしたという報道については）肯定も否定もできない」と語った。

　プーチン氏は１月下旬から露国営テレビのインタビューで、ウクライナ情勢を巡り、トランプ氏との直接交渉に臨みたいとの姿勢を発信している。トランプ氏はニューヨーク・ポスト紙のインタビューでは、電話会談の時期や回数などを明らかにしていない。