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24年国際収支、経常収支の黒字が過去最大…円安で輸出や利子・配当金増え29兆2615億円

読売新聞 / 2025年2月10日 11時27分

財務省

 財務省が10日発表した2024年の国際収支統計(速報)によると、海外とのモノ、サービスの取引や投資収益の状況を示す経常収支は、29兆2615億円の黒字だった。半導体製造装置や自動車などの輸出が伸び、経常収支の黒字幅は前年から29・5%拡大し、過去最大となった。

 経常収支が過去最大となるのは、07年(24兆9490億円)以来、17年ぶり。

 モノの輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は3兆8990億円の赤字だったが、赤字幅は40%縮小した。輸出額は4・5%増の104兆8698億円、輸入額は石炭価格の下落などで増加が抑えられ、1・8%増の108兆7688億円だった。

 海外投資の利子や配当金などの第1次所得収支の黒字額も、11・3%増の40兆2072億円で過去最大となった。金融や自動車業界で海外子会社からの配当金が増えた。円相場がドル、ユーロに対してそれぞれ円安に振れ、外貨建てで受け取った利子や配当金が、円換算で膨れあがったことも影響した。

 モノ以外の取引を示すサービス収支は、2兆6162億円の赤字だった。訪日客の消費増などで、赤字額は前年から10・3%減った。訪日客の消費額から、日本人が海外旅行で消費した額を差し引いた旅行収支の黒字額は、62・4%増の5兆8973億円と2年連続で過去最大を更新した。

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