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フォーム改造に取り組む巨人・田中将に杉内コーチ脱帽「考え方の柔軟性すごい」…オープン戦先発起用の意向

読売新聞 / 2025年2月10日 13時30分

杉内投手チーフコーチ(右奥)が見守る中、ダッシュする田中将(中央)=片岡航希撮影

 巨人の杉内俊哉投手チーフコーチ(44)が春季キャンプ中の宮崎で、読売新聞のインタビューに応じた。楽天から加入した田中将について、若手への教材としても期待を寄せたほか、戸郷、山崎の充実ぶりは今季の躍進を予感させるという。(聞き手・編集委員 小金沢智)

 ――現役時代、田中将とは6度対決して1勝4敗。投げ合うことで感じていたすごさとは。

 「出力の高い球を制球できて、スライダー、フォークも一級品。勝負所を心得ていて、それまで軽く投げていても、得点圏に走者を置くと狙って三振を取れる。先に点をやらない。打順の巡り合わせも考えながら投げているんでしょうね」

 ――直接対決の初白星はノーヒットノーランでした。

 「前年(2011年8月20日)は六回二死までノーヒットでも結局、負けた。今度は『0―0でも延長まで』ぐらいの思いでしたね」

 ――球威は全盛期に及ばなくても、若手投手陣に学ぶべき点は多そうですか。

 「あれだけの大投手が197勝を積み上げてきた投球フォームを改造しようというのがすごい。僕なら『僕のままで終わらせて』と言う。何か違うものを得られるかもと、一生懸命やっているんでしょう。考え方の柔軟性がすごいね」

 ――今は開幕ローテーションの5番手に近い存在でも、それを若手がどう捉えるかが大事ですね。

 「もちろん。憧れ目線だけでは困る。『越えていかなきゃ』と思う若い選手が何人いるか。簡単に明け渡す考えを持ってはいけない」

 ――実戦登板の目安は。

 「状態が良ければ、沖縄で(22日から)オープン戦が3連戦あるので、どこかで1イニング先発させようかな。その前に一度、シート打撃ですね」

 ――投手陣全体を見て、現時点の一押し投手は。

 「戸郷と(山崎)伊織です。戸郷は例年になく強いボールを投げている。コンディションがいいんでしょう。伊織は下半身も筋肉量も、体が大きくなった。昨年の夏場、勝てなくなった時に『その体では1年もたない。大きくしよう』とプランを立てていた。元々楽しんで投げる才能があって、抜いたシュートや抜いたスライダーを相手を見て投げたりしている。2人とも15勝ずつ挙げてほしいな」

 ――昨年8勝の井上は。

 「日本シリーズに行っていたら、僕の頭の中で初戦は(井上)温大はるとでした。トモ(菅野)がクライマックスシリーズの最後に2イニング投げていたし、ソフトバンクは左投手が苦手だから。直球はリーグでも3本指に入るぐらいピカイチ。球速以上に打者は速く感じるはず。スライダーさえ良くなれば2桁勝てますよ」

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