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「白人難民」受け入れのトランプ大統領令に、白人団体「余計なお世話」…南ア政府「富裕層を難民に」と皮肉る

読売新聞 / 2025年2月10日 19時37分

トランプ米大統領=ロイター

 【ヨハネスブルク=笹子美奈子】米国のトランプ大統領が7日に署名した南アフリカへの援助などを禁じる大統領令を巡り、南アの白人団体などから反発の声が上がっている。大統領令は「黒人優遇で差別された」南アの白人を難民として受け入れると規定したが、「余計なお世話だ」と拒絶する意見が寄せられている。

 南アではアパルトヘイト(人種隔離政策)後も、人口7%の白人が70%超の土地を所有している。ラマポーザ大統領は先月、白人の土地を無補償で収用し、黒人に再配分しやすくする法案に署名。トランプ氏はこれを批判し、大統領令で「人種差別被害者のアフリカーナー(白人)」を米国に再定住させるとした。

 これに対し、白人団体アフリフォーラムのカリー・クリエル代表は8日、「アフリカーナーの子孫としてのアイデンティティーがぶち壊される」と否定的な見解を示した。南ア政府も同日、「富裕層に難民の地位を与え、世界各地からの弱者を国外追放しているのは皮肉だ」との声明を出した。

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