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SHOW―YA40周年、ライフワーク「NAONのYAON」4月に…寺田恵子「集大成にしたい」

読売新聞 / 2025年2月11日 16時55分

左からドラムスの角田美喜、ギターの五十嵐美貴、ボーカルの寺田恵子、キーボードの中村美紀、ベースの仙波さとみ

 女性5人組ロックバンド、SHOW―YAがデビュー40周年を迎え、活動が勢いづいている。体力勝負の「100本ライブ」に挑んでいるほか、4月29日には東京・日比谷野外大音楽堂でライフワークとなった女性だけの祭典「NAONのYAON」を開催する。ボーカルの寺田恵子が意気込みを語った。(鶴田裕介)

 1985年にメジャーデビューした女性バンドの先駆けだ。「限界LOVERS」「私は嵐」など次々とヒットを放ったが91年に寺田が脱退し、98年にバンドも解散。2005年にオリジナルメンバーの5人で再結成して今に至る。

 ハードロックのイメージが強いが、実は活動初期はポップスにニューウェーブと、ジャンルをまたいで演奏していた。メンバーの好みがバラバラだったのに加え、当時は女性バンド自体が珍しく、「自分たちも、レコード会社も、事務所も、どうしていいかわからなかったんじゃないかな」。

 女性というだけで「ロックじゃない」と言われた時代もあったというが、1989年の「限界LOVERS」がヒットした頃から風向きが変わってきた。以降、別の女性バンドも次々と世に出るようになり、「してやったり。一生懸命やれば時代がついてくるという感覚がありました」。

 絶頂期に突然、バンドを脱退した理由について寺田は、「売れたことで、逆に孤独感が増した。つらいことがあっても、うわさになるので誰にも言えず、殻に閉じこもっていった」と打ち明ける。

 その後、寺田は再結成に向けてメンバー一人ひとりを口説き始め、5年がかりで実現させた。長く離れていても、「スタジオでドラムのカウントが入った瞬間、全員の気持ちが戻った。やっぱりバンドってすごいと思いました」。

 昨年8月から決行中の「100 LIVE AGAIN」で全国を巡っている。元々は88年、米ロサンゼルスからスタートしたイベントで、40周年の節目に再び挑んでいる。「一本一本、きょうで終わると思ってやっている。もうあす声が出ない、という歌の方が魂がこもる」とアスリートのような覚悟を口にした。

 30年以上かけてその名を世に浸透させた「NAONのYAON」は、共に時代を駆けたプリンセス プリンセスから大ベテランの加藤登紀子まで、多様なアーティストが出演してきた。「今や、みんなが帰ってくる場所になった」と誇りに思っている。会場は建て替えが決まっており、「集大成にしたい」と語った。

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