所沢の闇バイト強盗致傷で起訴された男、公開手配中に「受け子」で２００万円だまし取った疑い

新潟県警察本部

　埼玉県所沢市で昨年１０月に発生した「闇バイト」強盗致傷事件で逮捕、起訴された住居不定、会社員森田梨公哉（りきや）被告（２５）について、新潟県警は１１日、新潟市で起きた「オレオレ詐欺」で「受け子」を担ったとして、詐欺容疑で再逮捕した。

　発表によると、森田被告は同１０月７日、何者かと共謀し、新潟市東区の７０歳代女性から現金２００万円をだまし取った疑い。女性宅にはこの日、息子を装い「旦那のいる女性を妊娠させてしまい、慰謝料が必要だ」などとする電話が複数回あり、森田被告は「息子の代理」として現金の受け取り役をしたとみられる。

　森田被告は所沢市の事件後に公開手配され、詐欺事件を捜査していた新潟県警が同日、同県柏崎市で身柄を確保した。東京都国分寺市で同９月に起きた強盗致傷事件でも、実行役を担っていたとして警視庁に逮捕されている。