東京・桐朋高から直接メジャーへ、森井翔太郎「１０勝・３０発目指す」「前例など考えない」

アスレチックスの帽子をかぶってポーズをとる森井翔太郎

　米大リーグ・アスレチックスとマイナー契約を結んだ東京・桐朋高３年の森井翔太郎選手（１８）が１１日、国立市の同高で記者会見し、「４、５年後にはメジャーに上がり、投手で二桁勝利、打者で３割、３０本塁打を目指す」と意気込みを語った。

　森井は高校通算４５本塁打を放ち、投げては最速１５３キロの右投げ左打ちの「二刀流」選手。ＡＰ通信によると契約金１５１万５００ドル（契約合意時レートで約２億３６００万円）。

　日本のプロ野球を経ずに大リーグのチームと契約するのは異例だが、「自分は前例などをあまり考えない。早く米国に行って生活や食事に慣れた方が、将来メジャーで活躍できると思った」と説明。１メートル８４、８９キロと体格に恵まれているが、「向こうの選手とは体の大きさが違う。投手としても打者としても、まずパワーをつけたい」と課題を挙げた。

　１月に契約した後は米国で練習を続け、今月に入って一時帰国。今後は同高などで練習し、３月上旬に再渡米して春季キャンプに参加する予定という。