インターハイ・スキー、女子リレー飯山V8「絶対譲れない」とアンカーが逆転…男子も飯山が制す
読売新聞 / 2025年2月12日 6時0分
全国高校総体(インターハイ=全国高体連など主催、読売新聞社共催)の第74回全国高校スキー大会は11日、北海道でアルペン男子回転とクロスカントリー(距離)男子40キロ、女子15キロのリレーが行われ、閉幕した。県勢は、距離男子40キロリレーで飯山が優勝に輝き、中野立志館が4位だった。女子15キロリレーでも飯山が優勝を果たし、中野立志館が9位、白馬が12位だった。男子回転では長野俊英の富井大作選手(3年)が4位に入り、保坂宙選手(3年)が12位、松商学園の川口祐太朗選手(2年)が10位だった。学校対抗では、飯山が男子で優勝、女子で準優勝だった。
距離女子リレーで飯山が8連覇。アンカー・高橋実楽選手(3年)は「良かった」と涙を流し、駆け寄った仲間と雪上で抱き合った。
走ったメンバーで唯一の3年生。前日、走る順が決まり、「後輩たちがどんな順位でも自分がカバーする」と自身を奮い立たせた。
2走の久保田美有選手(2年)からトップと約18秒差の2位でつないでもらうと、勢いよく滑りだした。「先輩たちが築き上げてきた連覇。絶対に譲れない」。前を走る選手との距離を徐々に詰め、中盤付近で追い抜き、フィニッシュした。
競技は今季限りで、「悔いなく高校総体を終えられた。来年もプレッシャーを感じすぎずに頑張ってほしい」。後輩に思いをつないだ。
3走でトップに、最後は独走
「やったぞ!」。距離男子リレーで独走でゴールした飯山・石田翔眞選手(2年)は拳を空に突き上げ、3走で部長の前田志颯選手(3年)は、ほっとした気持ちで見守った。
前田志颯選手は個人戦で結果が出ず、「情けない」と落ち込んでいた。だが、飯山が女子を制し、「自分たちも優勝する」と奮起した。
2走の選手から4位で引き継ぐと「このままだと優勝が見えない」とどんどん追い上げ、トップに並んだ。競り合いながら2周目に入り、上りで一気に追い抜き、アンカー石田選手につないだ。「自分の目指していたレースが実現できてうれしい」。笑顔がはじけた。
◇…アルペン…◇
▽男子回転 〈4〉富井(長野俊英)1分47秒94(54秒46、53秒48)〈10〉川口(松商学園)1分50秒31(55秒05、55秒26)
◇…距離…◇
▽男子40キロリレー(10キロ×4) 〈1〉飯山(前田怜、駒村、前田志、石田)2時間1分57秒5〈4〉中野立志館2時間3分54秒9
▽女子15キロリレー(5キロ×3) 〈1〉飯山(大場、久保田、高橋楽)47分39秒3〈9〉中野立志館51分4秒3
▽男子学校対抗得点 〈1〉飯山39〈5〉長野俊英23(飯山は2年ぶり18度目の優勝)
▽女子学校対抗得点 〈2〉飯山28(秋田北鷹は3年ぶり3度目の優勝)
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