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皮まで食べられる「瀬戸田レモン」、銀座の居酒屋・料理店・バーで売り込み大展開

読売新聞 / 2025年2月12日 14時58分

「レモン谷」に鈴なりになった黄色い果実。3月までレモンを前面に打ち出したイベントが相次ぐ(広島県尾道市で)

ブランド力アップへ地元・尾道でも次々イベント

 広島県尾道市瀬戸田町や東京都内で3月まで、特産の瀬戸田レモンを前面に打ち出したイベントが相次いで開かれる。瀬戸田レモンの名を全国的に知らしめ、ブランド力を高める取り組みが続く。

 同町では2024年7月から25年6月までに2400トンの生産が見込まれ、このうち660トンは農薬や化学肥料の使用を減らした「せとだエコレモン」だ。栽培に励む「せとだエコレモングループ」は23年10月、農林水産祭の最高賞「天皇杯」に選ばれた。

 これを弾みに、皮まで食べられる安全な品質をアピールしようと今月14日まで、食文化の中心地である東京・銀座で、昨年に続き「せとだレモンフェア」を開催中だ。今年は銀座料理飲食業組合連合会に加盟する居酒屋や日本料理店、バーなど計22店にせとだエコレモン40キロを無償提供。各店は肉や魚の料理、菓子などに腕を振るっている。

 また、今月23日に瀬戸田町内で開く3回目の「せとだレモンマラソン」では、参加予定の1351人のランナーの移動や宿泊などで通常より多い二酸化炭素排出が見込まれる。そこで、今年初めて「Jブルークレジット」の仕組みを活用し、協賛企業が二酸化炭素10トン分の排出を相殺する費用を負担し、それを市内の干潟の藻場の再生事業に回すなど、持続可能な大会としてイメージアップを図る。

 3月15日には、瀬戸田町のベル・カントホールなどとレモン料理が豊富なイタリアをオンラインでつなぎ、世界に魅力を発信する方法を模索するトークイベント「レモンアドベンチャー」を開催。翌16日は瀬戸田市民会館前広場で、レモンの重量当てや早食いなどを競い合うイベント「せとだレモン祭」がある。

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