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ウクライナ全領土の奪還は「非現実的な目標」…米国防長官、ロシアに譲歩する和平交渉案の骨格示す

読売新聞 / 2025年2月13日 9時49分

ヘグセス氏=ロイター

 【ブリュッセル=酒井圭吾】米国のヘグセス国防長官は12日、ロシアの侵略を受けるウクライナの北大西洋条約機構(NATO)加盟について「交渉による解決の現実的な結果になるとは思っていない」と述べ、支持しない立場を明言した。加盟に代わるウクライナへの「安全の保証」は「欧州や欧州以外の軍が担うべきだ」と主張し、米軍の派兵を明確に否定した。

 ブリュッセルのNATO本部で開かれたウクライナ支援会合で発言した。ヘグセス氏は会合の冒頭で、ウクライナの全領土奪還について「幻想的な目標の追求は戦争を長引かせ、より苦しみを引き起こすだけだ」と強調した。ロシアがウクライナ南部クリミア半島を一方的に併合した2014年以前の国境に引き戻すことは「非現実的な目標」と述べた。

 トランプ米大統領の就任後、米国防長官がNATO関連会合に出席するのは初めて。欧州各国に対しては、防衛支出を国内総生産(GDP)比5%まで引き上げるよう要求した。

 支援会合はバイデン前政権が主導してきたが、今回は初めて英国が議長を務めた。13日にはNATO国防相理事会が開かれる。

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