独消費者信頼感指数、3月は9.8に小幅低下 新型ウイルスの影響懸念=GfK
ロイター / 2020年2月20日 17時16分
2月20日、ドイツの市場調査グループGfKが発表した3月の独消費者信頼感指数は9.8で、前月の9.9(改定値)から小幅低下した。写真はミュンヘンで昨年12月撮影(2020年 ロイター/Michael Dalder)
[ベルリン 20日 ロイター] - ドイツの市場調査グループGfKが発表した3月の独消費者信頼感指数は9.8で、前月の9.9(改定値)から小幅低下した。中国での新型コロナウイルスの感染拡大がドイツ経済の減速に拍車をかけるとの懸念が消費者心理を冷やした。ロイターがまとめたアナリストの予想とは一致した。
調査はドイツ人約2000人を対象に1月29─2月10日に実施した。
GfKの調査担当者ロルフ・ビュルクル氏は「新型コロナウイルスの感染拡大が、消費者が不透明感を抱く要因となったことはまちがいない」と述べた。
内訳をみると、収入の見通しに関する指数が低下した。感染拡大で中国での生産が滞り、ドイツ向けの供給に影響が出れば失業が増える可能性があると懸念されているという。
ドイツ欧州経済センター(ZEW)が18日に発表した2月の景気期待指数も、新型ウイルスを巡る懸念を背景に前月から大きく悪化した。
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