中国人民銀、預金準備率引き下げ余地ある＝馬金融政策委員

　３月２０日、中国人民銀行（中央銀行）金融政策委員会の馬駿委員は、人民銀には預金準備率を引き下げる比較的大きな余地があり、的を絞った預金準備率の調整が可能との見解を示した。写真は人民銀本部。北京で２００９年２月撮影（２０２０年　ロイター/Jason Lee）

［上海　２０日　ロイター］ - 中国人民銀行（中央銀行）金融政策委員会の馬駿委員は２０日、人民銀には預金準備率を引き下げる比較的大きな余地があり、的を絞った預金準備率の調整が可能との見解を示した。

人民銀による最優遇貸出金利（ローンプライムレート、ＬＰＲ）据え置き後、上海証券報が同委員のコメントを掲載した。[nL4N2BD0SO]

馬委員は、ＬＰＲが一時的に一定となっていることは実体経済への貸出金利が変化していないという意味ではないと指摘した。

また、人民銀は必要に応じて公開市場操作を拡充することができるとした。