米、メキシコ国境でも不要の移動制限へ 新型コロナ対策

　２０日、トランプ米大統領は、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、米・メキシコ政府が両国の国境で不要不急の移動を制限する方針で合意したと発表した。写真は米メキシコ間の国境の橋をわたる女性。３月１３日撮影（２０２０年　ロイター/Jose Luis Gonzalez）

［ワシントン／メキシコ市　２０日　ロイター］ - トランプ米大統領は２０日、新型コロナウイルス感染拡大防止に向け、米・メキシコ政府が両国の国境で不要不急の移動を制限する方針で合意したと発表した。

メキシコのエブラルド外相もメキシコ市で、両国が貿易や商取引、医療関連の移動は制限されないことで合意したと明らかにした。

米国は今週、カナダとも同様の措置で合意している。

トランプ大統領はさらに、カナダ・メキシコ双方の国境で不法移民を阻止する法令を発令する方針を示した。

また、防衛生産法（ＤＰＡ）を１９日夜に発動させたと発表した。同法の下、マスクや人工呼吸器など、新型コロナ封じ込めに向けた取り組みで必要な備品の生産が加速される。