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タイ中銀が25bp利下げ、新型コロナで緊急会合

ロイター / 2020年3月21日 4時2分

 20日、タイ中央銀行は新型コロナウイルスの感染拡大を受け緊急の政策決定会合を開き、政策金利の翌日物レポ金利<THCBIR=ECI>を25ベーシスポイント(bp)引き下げ0.75%とすることを全会一致で決定した。写真はタイ中銀のロゴ。2016年4月撮影(2020年 ロイター/JorgeSilva)

[バンコク 20日 ロイター] - タイ中央銀行は20日、新型コロナウイルスの感染拡大を受け緊急の政策決定会合を開き、政策金利の翌日物レポ金利 を25ベーシスポイント(bp)引き下げ0.75%とすることを全会一致で決定した。

利下げは昨年8月以降で4回目。今回の利下げで政策金利は過去最低水準を更新した。タイ中銀が緊急政策決定会合を開くのは2003年以来。25日に予定されている定例会合は中止せず、予定通りに開催する。

中銀は声明で「利下げにより経済への影響が最小化されると同時に、財政政策の効果が強化される」と指摘。「政策委員会は新型ウイルスの感染拡大はこれまでの予測よりも深刻化し、正常化には時間がかかると予想している。これによりタイ経済は著しい影響を被る」とした。

中銀は25日の定例会合で2020年のタイ経済成長率見通しを現在の2.8%から下方修正する見通し。一部エコノミストの間では今年はマイナス成長に陥るとの見方が出ている。

スタンダード・チャータードのエコノミスト、ティム・リーラハファン氏は「第2・四半期と第3・四半期に25bpの利下げが1回ずつ実施されると予想している。これにより年末時点の政策金利は0.25%と、過去最低を更新する」と述べた。

タイ国内の新型ウイルスの感染者数はこれまでのところ322人。感染による死亡者数は1人。

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