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米の中小企業支援、銀行が変更要請 最低融資額引き下げなど

ロイター / 2020年4月20日 14時56分

 4月17日、米国の複数銀行業界団体からは、新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業を対象とした6000億ドル規模の融資制度について、企業の利用を後押しするため、融資規模や参照金利を変更すべきだとの声が出ている。写真はワシントンで昨年3月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)

[ワシントン 18日 ロイター] - 米国の複数銀行業界団体からは、新型コロナウイルスの影響を受けた中小企業を対象とした6000億ドル規模の融資制度について、企業の利用を後押しするため、融資規模や参照金利を変更すべきだとの声が出ている。

ここ数日、米国のコミュニティバンクの業界団体である米国独立コミュニティー銀行家協会(ICBA)や消費者銀行業界(CBA)、米国銀行協会(ABA)は、新型コロナの打撃を受けた企業を支援する措置「メイン・ストリート・レンディング・プログラム(MSLP)」に関するフィードバックを米連邦準備理事会(FRB)に行っている。このプログラムは4月9日に公表され、数週間以内に開始予定。

MSLPの一環として、銀行は中小企業に対して融資を行い、FRBは特別目的事業体(SPV)を通じてその融資の95%を取得する。FRBはこのプログラムについて一般からの意見を集めており、必要なら条件を変更するとしている。

業界団体からは、100万ドルに設定されている最低融資額は大き過ぎ、これよりも小規模融資を必要としている多くの中小企業がプログラムを利用できないとの意見が出ている。

ICBAは17日に公表した書簡で「最低融資額を10万ドル以上にすべきでない。さもなければ、企業や地域の銀行は参加しない」と指摘した。ABAは18日に公表した書簡で最低額を5万ドルにすべきだとしている。

貸し出し金利についてFRBは、担保付翌日物金利(SOFR)を参照するよう銀行に指示している。ただABAによると、ロンドン銀行間取引金利(LIBOR)に代わり来年導入予定のSOFRは、まだ採用していない銀行もあり、LIBORや他の指標金利を使いたいとの声が出ているという。

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