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台湾輸出受注、3月は17カ月ぶり大幅増 テレワーク関連需要が寄与

ロイター / 2020年4月20日 19時32分

[台北 20日 ロイター] - 台湾経済部が発表した3月の輸出受注は、市場の予想に反して17カ月ぶりの大幅な増加となった。新型コロナウイルスの感染拡大でテレワーク関連機器の需要が拡大したほか、最大の貿易相手である中国の工場が操業を再開したことが寄与した。

3月の輸出受注は前年比4.3増の402億6000万ドル。ロイターがまとめたエコノミストの予想は同10.15%減で、2月(0.8%減)以上に落ち込むとみられていた。

経済部は、3月が2018年10月以来の大幅な増加となったのは、中国で工場の操業が再開し、ハイテク機器関連の先送りされていた注文が入ったと説明した。

新型コロナの感染拡大防止へ各国が外出等を禁止したのに伴い、在宅勤務が増え、ラップトップPCや携帯電話の需要が高まった。3月の電子機器の受注は前年比23.8%増、通信機器は同6.9%増加した。

台湾の製造業は、米アップル や中国の華為技術(ファーウェイ)[HWT.UL]といったハイテク大手のグローバル供給網で重要な位置を占めている。しかし、そうした大手は新型コロナによる生産停止や需要の落ち込みで打撃を受けている。

半導体受託生産世界最大手の台湾積体電路製造(TSMC)<2330.TW>は前週、第1・四半期(1─3月)の純利益がほぼ倍増したものの、需要減少を見込み通期売上高予想を引き下げた。

経済部は、4月の輸出受注を前年比6.3─10.3%減と予想。次世代通信規格5GやAI(人工知能)などの新技術に関連した需要拡大が新型コロナの打撃を幾分和らげるものの、輸出受注の勢いは今後数カ月抑制される公算を示した。

3月の輸出受注を国別でみると、米国からの受注が前年比9.1%増(2月は3.2%増)、中国が7.5%増(2月は0.1%増)、欧州が5.1%増、日本は3.9%減だった。

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