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アジア株式市場サマリー:引け(20日)

ロイター / 2020年4月20日 20時3分

[20日 ロイター] - 中国株式市場は上昇して取引を終えた。銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)が引き下げられたことを受けた。

ANZ(上海)のエコノミストは、LPRの1年物と5年物で金利引き下げ幅が異なったことについて、「当局が厳格な住宅市場政策を維持することを示唆している。このような難局でも住宅市場は内需刺激のツールとみなされない」との見方を示した。

中国国家発展改革委員会(発改委、NDRC)は20日、新型コロナウイルスの影響を緩和するマクロ経済政策を発動する余地は大きいとの認識を示した。

中国国家衛生健康委員会は、19日に新たに確認された中国本土の新型コロナウイルス感染者が12人だったと発表した。前日の16人から減少した。新たな死者は報告されなかった。

香港株式市場は総じて下落。他のアジア株式市場に連れ安した。企業の決算発表シーズンや経済指標の発表を控え、新型コロナウイルスの感染拡大による損失への警戒感が高まった。

国都証券のアナリストは、香港企業の第1・四半期決算発表シーズンが始まるのを前に、多くの企業がかなりの損失を計上する見込みであることが市場心理を冷やした、と指摘した。

ソウル株式市場は反落して引けた。新型コロナウイルスの世界的流行により低調が見込まれる企業決算や経済統計に投資家は身構えている。

キョボ証券のアナリストによると、投資家は、新型コロナウイルス感染拡大のピーク到来や、米国経済の再開は時期尚早かもしれないと、疑っている。

外国人投資家は4752億ウォン(約3億8947万ドル)相当の売り越し。

シドニー株式市場は反落して引けた。新型コロナウイルスの世界的流行で原油需要が落ち込むとの懸念を背景にエネルギー株の下げが目立った。

エネルギー株指数<.AXEJ>は4.6%安と、3週間超ぶりの下げを記録した。米原油先物相場は1999年以来の安値を付けた。米国では石油貯蔵施設が間もなく容量いっぱいになるのではないかという懸念が強まっている。

シドニー市場では、ウッドサイド・ペトロリアム が4.4%安、サントス は3.7%安。カルテックス は、カナダのアリマンタシオン・クシュタール(ATD) が買収提案を撤回したため、7.8%急落した。

ヘルスケア株指数<.AXHJ>は3.1%安。

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