米共和下院トップ、中小企業追加支援で「合意近い」 民主非難も

米議会共和党のマッカーシー下院院内総務は２０日、民主・共和両党が新型コロナウイルス感染拡大による打撃を受けている中小企業向けの追加支援を巡り合意に近いと述べる一方、民主党が合意を引き延ばしていると非難した。ワシントンで１５日撮影（２０２０年　ロイター/JONATHAN ERNST）

［ワシントン　２０日　ロイター］ - 米議会共和党のマッカーシー下院院内総務は２０日、民主・共和両党が新型コロナウイルス感染拡大による打撃を受けている中小企業向けの追加支援を巡り合意に近いと述べる一方、民主党が合意を引き延ばしていると非難した。

マッカーシー氏はＦＯＸニュースに対し、「全ての数字で合意しており、昨日にも合意できたが、民主党が引き延ばしを続けている」と述べた。

トランプ米大統領は前日、追加支援で議会が２０日にも合意できるとの見方を示した。

議会は先月、２兆３０００億ドル規模の大型景気対策を承認し、中小企業を対象とした融資措置も盛り込んだ。ただ、この融資措置の資金は既に枯渇しており、トランプ氏は２５００億ドルを追加するよう求めている。

民主党も中小企業に追加支援を行うことには合意しているが、行政サービスが十分行き届いていない地域でも、確実に融資が受けられるようにすることを求めている。