1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 経済
  4. 経済

米ユナイテッド、第1四半期税引前損失21億ドル 追加融資申請へ

ロイター / 2020年4月21日 1時50分

米ユナイテッド航空ホールディングスは20日、第1・四半期は約21億ドルの税引前損失を計上するとの見通しを示した。シカゴで2010年10月撮影(2020年 ロイター/FRANK POLICH)

[シカゴ 20日 ロイター] - 米ユナイテッド航空ホールディングス は20日、第1・四半期は約21億ドルの税引前損失を計上するとの見通しを示した。新型コロナウイルスの感染拡大で航空需要が急減する中、中南米の航空会社への投資が重しとなっている。こうした中、政府に追加的に最大45億ドルの融資を申請する方針を示した。

第1・四半期の収入は80億ドルと、前年同期から17%減となる見通し。減少分の大半は新型ウイルスの感染が世界的に拡大した3月後半のもので、減収は1日当たり平均で1億ドルに達した。

ただユナイテッドは、こうした数値は暫定的なもので、最終的な決算は今後変わる可能性があるとしている。

今後の運航計画については、5月と6月は通常の運航スケジュールの10%にとどまるとした。

ユナイテッドは従業員の給与補助として政府から50億ドルの支援を受ける見通しだが、これに加え、財務省から最大45億ドルの融資を受けるとの見方を示した。

融資の期間は最長で5年。条件で合意すればユナイテッドは9月末までに実際に融資を受けるか決定し、全額の融資を受ける場合、ユナイティッドは財務省に対し1420万株の株式買取権を付与する。1株当たりの買取価格は4月9日の終値である31.50ドルに設定。ユナイティッドの株価は20日午前の取引で前営業日終値比5.3%安の27.54ドルとなっている。

第1・四半期に計上する損失のうち約10億ドルは、中南米地域での広範な提携の一環として実施したコロンビアのアビアンカ・ホールディングス への投資の引当金に関連するもの。

このほかブラジルのアズール・リニアス・アレアスに対する投資の償却を行うほか、中国路線に関連して5000万ドルの減損費用を計上する。

政府による従業員の給与補助は9月30日まで雇用を維持することが条件になっているが、ユナイテッドを含む多くの航空会社は、航空需要に回復の兆しが見え始めなければ10月以降に雇用を削減せざるを得なくなるとの見方を示している。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事にリアクションする

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事にリアクションする

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください