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英国の企業解散、3月は前年比70%増加=学術研究

ロイター / 2020年4月21日 8時14分

20日公表された学術研究によると、英国で3月に解散した企業は前年比大幅に増加した。新型コロナウイルスによる景気悪化の兆候を示しているとみられる。写真は4月20日、ロンドンで撮影(2020年 ロイター/Hannah McKay)

[ロンドン 20日 ロイター] - 20日公表された学術研究によると、英国で3月に解散した企業は前年比大幅に増加した。新型コロナウイルスによる景気悪化の兆候を示しているとみられる。

ウォーリック大学とアストン大学のスタッフが主導してまとめたエンタープライズ・リサーチ・センター(ERC)の分析によると、英国内で3月に解散した企業は約2万1000社で、前年同期比70%増加した。前月比では約19%増加した。

ERCの研究者は、英国で企業を解散するプロセスは数カ月かかるため、企業解散の傾向を把握するにはさらなる分析が必要だと指摘した。新型コロナ危機が国内で3月に深刻化する前に、国内経済や欧州連合(EU)離脱に対する懸念が、企業解散に影響を及ぼした可能性がある。

そのうえでERCは「2020年3月の企業解散の規模は、ロックダウン(都市封鎖)が解除された後の景気回復力が低下していることを示す早期の兆候かもしれない」との見方を示した。

前週発表された公式見通しによると、英経済は4─6月期に35%縮小する恐れがあるが、その後の急速な回復は可能だとみられている。

企業の統合は1─2月に横ばいだったが、3月は約5万件と、前年同期の6万3000件から減少した。

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