中国、最優遇貸出金利を予想通り据え置き 緩和小休止か

ロイター / 2020年5月20日 12時48分

 5月20日、中国人民銀行(中央銀行)は、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を予想通り据え置いた。写真は北京で2018年9月撮影(2020年 ロイター/JASON LEE)

[上海 20日 ロイター] - 中国人民銀行(中央銀行)は20日、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利(ローンプライムレート、LPR)を予想通り据え置いた。

人民銀は、新型コロナウイルス流行で打撃を受けた景気を下支えするため金融緩和を強化してきたが、今回のLPR据え置きは緩和をいったん休止するシグナルとなっている。

人民銀は今回、1年物LPR は3.85%、5年物LPR は4.65%で、それぞれ据え置いた。

人民銀は、先週公表した1年物中期貸出制度(MLF)金利を予想外に据え置いていた。[nL4N2CX0JX]MLF金利はLPRに連動するため、市場関係者はMLF金利の動きを通じてLPRの調節を予想することが多い。

ロイターが市場関係者を対象に今週実施した調査では、70%以上の回答者が今月のLPR据え置きを予想していた。

BNPパリバの中国担当シニアエコノミスト、ジャクリーン・ロン氏は、LPR据え置きは人民銀が6月に追加の金利引き下げや銀行の預金準備率引き下げをしないという意味ではないと指摘。「明らかに4月と5月の景気は市場の予想以上に回復しており、おそらく政策上の想定も超えていただろう」と語った。

人民銀は今年に入り、LPRを2度引き下げているほか、他の緩和措置も講じている。

*内容を追加しました。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング