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20日の米20年債入札、FRBの後ろ盾で安心感 日欧からも関心

ロイター / 2020年5月20日 11時30分

 5月20日、米財務省が20日に行う30数年ぶりの20年債入札では、旺盛な需要が見込まれている。米連邦準備理事会(FRB)が新型コロナウイルス流行で混乱した米債市場の安定化のため、国債買い入れを続けていることが投資家の安心感につながっている。写真はニューヨークで3月撮影(2020年 ロイター/LUCAS JACKSON)

[ニューヨーク 19日 ロイター] - 米財務省が20日に行う30数年ぶりの20年債入札では、旺盛な需要が見込まれている。米連邦準備理事会(FRB)が新型コロナウイルス流行で混乱した米債市場の安定化のため、国債買い入れを続けていることが投資家の安心感につながっている。

財務省は20年債を今回200億ドル発行し、向こう3カ月で総額540億ドルを発行する予定。20年債の発行は1986年以来となる。

インキャピタルのチーフストラテジスト、パトリック・リアリー氏は「FRBの後ろ盾があるため、現時点では全ての債券に需要がある。FRBが最後の買い手となっている」と語った。

前週の米3年・10年・30年債入札の需要がいずれも堅調だったことから、20日の20年入札も旺盛な需要が見込まれている。

リアリー氏は、20年債入札がうまくいかない理由は見当たらないと述べた。

前週の3つの米債入札では、いずれも外国中銀などの間接入札者が増えていた。

FRBが政策金利をゼロ近辺に引き下げ、為替ヘッジコストが低下しているため、特に欧州や日本の海外投資家も今回の米債入札に関心を示す可能性がある。

クレディ・スイス(ニューヨーク)のマネージングディレクター、ゾルタン・ポザール氏は「日本の投資家は米20年債を購入するだろう。10年債でもヘッジコスト込みで利益が得られるが、さほど多くはない。20年債ならもっと利益が見込める」と語った。

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