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英中銀総裁、マイナス金利への反対姿勢軟化 評価は「賛否両論」

ロイター / 2020年5月21日 2時3分

イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は20日、マイナス金利政策について、英中銀はすでに採用した他の中銀の動向を注視していると述べた。ロンドンで4月撮影(2020年 ロイター/John Sibley)

[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)のベイリー総裁は20日、新型コロナウイルス危機前に比べマイナス金利政策導入に反対する姿勢は軟化したものの、その有効性に関する評価については「賛否両論」と述べた。

ベイリー総裁は議員に対し、中銀はマイナス金利政策の採用を排除していないものの、検討しているわけでもないとの立場を表明。「マイナス金利を採用した他の中銀の動向を注視しており、一部の中銀は現時点で非常に興味深い評価を公表している」とした一方、「マイナス金利政策についてはかなり賛否両論であると言わざるを得ない」と述べた。

その上で、マイナス金利政策のメリットは限定的で、金融システムに悪影響を与える可能性があるとし、「波及経路が異なり、効果が弱まると考える妥当な理由がある」と語った。

また、迅速な対応が必要となる可能性があるため、英中銀は金融政策の選択肢の見直しを行っているとしたが、現時点では3月の利下げに対する英経済の反応を見極めたいとした。

英企業が新型コロナ危機を乗り切るための資金調達の方法として、デット・エクイティ・スワップ(債務の株式化)を認める措置が必要かもしれないとした。

ブロードベント副総裁は「われわれのシナリオでは迅速な回復には程遠く、より長期に及ぶことに疑う余地はない」と述べた。

英中銀は6月18日に次回の金融政策委員会を開催する。エコノミストらは国債買い入れの規模拡大を予想している一方、市場は年末までのマイナス金利政策導入を織り込んでいる。

*内容を追加しました。

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