米最高裁、ペンシルベニアの郵便投票期限延長維持 共和の訴え退け
ロイター / 2020年10月20日 14時33分
10月19日、米連邦最高裁判所は、来月3日の大統領選挙を巡り、ペンシルベニア州の郵便投票の期限延長を認めた同州最高裁の判決を不服として上訴していた共和党の訴えを退けた。写真は米連邦最高裁判所。ワシントンで2016年10月撮影(2020年 ロイター/Yuri Gripas)
[ワシントン 19日 ロイター] - 米連邦最高裁判所は19日、来月3日の大統領選挙を巡り、ペンシルベニア州の郵便投票の期限延長を認めた同州最高裁の判決を不服として上訴していた共和党の訴えを退けた。
ペンシルベニア州最高裁は9月、同州の民主党などが求めていた郵便投票の期限延長を認め、州選管当局は投票日夕までの消印が押され、投票日の3日後までに届いた郵便投票を集計に入れられるとする判断を示した。
連邦最高裁は、4対4で州最高裁の判決を維持した。連邦最高裁判事は現在、リベラル派のギンズバーグ判事の死去を受けて保守派5人、リベラル派3人の計8人となっている。
裁判所の文書によると、保守派判事5人のうち4人は共和党の訴えを支持したが、ロバーツ長官がリベラル派の3人とともに反対した。共和党の訴えを認めるには判事5人の支持が必要だった。
今回の判決は、トランプ大統領が最高裁判事に指名したエイミー・バレット氏が予想通り承認されれば、大統領選に絡む裁判で同氏が判決の行方を左右する可能性を浮き彫りにしている。
バレット氏は先週の公聴会で、大統領選に関連した案件に関与するかどうかについて明言を避けた。[nL4N2H44X3]
ペンシルベニア州は大統領選の激戦州の1つで、前回2016年はトランプ氏が勝利したが、今年の選挙では世論調査で民主党候補のバイデン前副大統領がリードしている。
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