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英中銀、追加刺激必要 マイナス金利に反対せず=ブリハ委員

ロイター / 2020年10月20日 22時40分

イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のブリハ委員は20日、新型コロナウイルス感染者が増え経済と雇用へのリスクが高まっているとして、中銀は一段の景気刺激策が必要になる可能性が高いとの見解を示した。昨年7月撮影。(2020年 ロイター/Henry Nicholls)

[ロンドン 20日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)金融政策委員会のブリハ委員は20日、新型コロナウイルス感染者が増え経済と雇用へのリスクが高まっているとして、英中銀は一段の景気刺激策が必要になる可能性が高いとの見解を示した。

中銀が公表した講演で「私の見方では、金融政策の見通しは追加刺激策の実施に傾いている」と述べた。

「新型コロナの流行が再び拡大していることを踏まえると、経済活動はさらに圧迫される公算が大きい。実際、景気見通しの下振れリスクが顕在化し始めているようだ」と語った。

小売売上高が新型ウイルス感染拡大前を超える水準に戻ったことについては、要因の一部として需要が積み上がっていたことが挙げられるとし、こうした効果は次第に薄れていくと述べた。

欧州中央銀行(ECB)や日銀などが導入しているマイナス金利政策について、英中銀も導入の是非を検討中。ブリハ委員は、英中銀がまだ結論には達していないとしながらも、成長支援に向けた新たな方策としてマイナス金利導入を検討することは重要とし、自身は基本的に反対していないと表明。

「マイナス金利が金融政策の目的に逆効果をもたらすリスクは小さいと考えている。短期金利と長期金利がすでに低水準にあることを踏まえると、金融政策の余地は小さい。この余地を拡大させる方法を検討する必要がある」と指摘。マイナス金利の恩恵最大化とリスク最小化に向け、金利階層化は一つの選択肢になると述べた。

英中銀によるマイナス金利導入については、これまでにテンレイロ委員が支持を表明。一方、ラムスデン副総裁とハルデーン理事はそれほど積極的な姿勢を示していない。

*内容を追加しました。

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