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コロナ危機でノンバンクの脆弱性露呈=クォールズFRB副議長

ロイター / 2020年10月21日 1時40分

米連邦準備理事会(FRB)のクォールズ副議長は20日、新型コロナウイルス危機によって引き起こされた市場のストレスによって、ノンバンクの金融システムが「著しく脆弱」であることが示されたと述べた。ワシントンのFRB本部で2018年7月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)

[ワシントン 20日 ロイター] - 米連邦準備理事会(FRB)のクォールズ副議長は20日、新型コロナウイルス危機によって引き起こされた市場のストレスによって、ノンバンクの金融システムが「著しく脆弱」であることが示されたと述べた。

金融安定理事会(FSB)議長も務めるクォールズ氏は、新型コロナ危機はマネー・マーケット・ファンド(MMF)の耐性改善を含め、世界の規制当局にはノンバンク業界を強化するために「やるべきこと」があることを示したと指摘。具体的な措置は示さなかったものの、FSBが同問題に取り組んでおり、まもなく勧告を出す予定とした。

講演で「今後の金融システムの脆弱性に対処するためには、ノンバンクの金融仲介機能やノンバンク・銀行間の様々な連携を考慮した総合的な視点が必要になる」と言及。「大幅な強化を必要とする市場分野がある程度明確になった。このような分野の耐性をどのように改善できるのかを注意深く見ていく必要がある」とした。

また、ロックダウン(都市封鎖)と市場のストレスが急速に発生したことで、米ドルを中心に現金需要が高まるなど市場全体の欠陥が一部明らかになったとした。

クォールズ氏は「迅速かつ断固とした政策措置によって、市場は沈静化したが、これで終わりではない。中銀の措置は市場機能を回復させたものの、根本的な脆弱性に対処するものではない」とし、長期的な問題が提起されたとの認識を示した。

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