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米英FTA、近く合意の公算 進展に「極めて満足」=USTR代表

ロイター / 2020年10月21日 7時37分

米通商代表部(USTR)代表は20日、英国と進めている自由貿易協定(FTA)交渉について、進展に「極めて満足している」とし、近いうちに合意できるとの見方を示した。ロサンゼルスで2018年5月撮影(2020年 ロイター/MIKE BLAKE)

[ロンドン 20日 ロイター] - 米通商代表部(USTR)のライトハイザー代表は20日、英国と進めている自由貿易協定(FTA)交渉について、進展に「極めて満足している」とし、近いうちに合意できるとの見方を示した。

米英は5月にFTA交渉を開始。英国が欧州連合(EU)と離脱に伴う通商交渉を進める中、米英は2国間FTAの迅速な締結を目指している。

ライトハイザー氏はビデオ会議方式で実施されたアトランティク・フューチャー・フォーラムで、交渉は継続的に行われているとし、見解の相違はあるものの、目覚ましい進展が見られていると指摘。「全般的に楽観視している。近いうちに合意が得られるとみている」と述べた。

英国のトラス国際貿易相は同フォーラムで、英国が45年にわたるEUとの関係を見直す中、リバプールのような西部の港湾都市は米国との通商協定で恩恵を受けるとの考えを示した。

トラス氏は、米国と中国の最近の貿易摩擦に言及することなく「新型コロナウイルスの危機が始まる前から貿易障壁は高まり、関税は引き上げられていたが、明らかにそれは解決策でない」と述べた。

ライトハイザー氏は、自国の通商上の利益を守る権利を擁護し、そうした動きは保護主義にはならないとの見方を示した。

次期事務局長の選出を進めている世界貿易機関(WTO)について、両氏は共に改革の重要性を訴えた。

トラス氏は「WTOの改革が必要なことは明らかだ。世界の通商システムがうまく機能するようにすべきだ」と指摘した。

*内容を追加しました。

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