FRBの社債購入策、必要に応じて拡大も=NY連銀高官
ロイター / 2020年10月21日 5時34分
米ニューヨーク連銀の市場グループ責任者、ダリープ・シン氏は20日、米連邦準備理事会(FRB)の社債購入プログラム「セカンダリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティ(SMCCF)」は社債市場に大きな影響を与えているとした上で、FRBは必要に応じ、支援拡大に向け柔軟なアプローチを取ると述べた。ワシントンのFRB本部で昨年3月撮影(2020年 ロイター/Leah Millis)
[20日 ロイター] - 米ニューヨーク連銀の市場グループ責任者、ダリープ・シン氏は20日、米連邦準備理事会(FRB)の社債購入プログラム「セカンダリーマーケット・コーポレート・クレジット・ファシリティ(SMCCF)」は社債市場に大きな影響を与えているとした上で、FRBは必要に応じ、支援拡大に向け柔軟なアプローチを取ると述べた。
商工会議所主催のオンラインイベントで、3月のSMCCF発表は市場の落ち着きや借り入れコストの低下、企業の信用市場へのアクセス確保に寄与したと指摘。「これらの措置の最終目標は、米企業と従業員にパンデミック(世界的大流行)ショックを乗り越える架け橋を提供することだ」と語った。
シン氏によると、FRBは市場の改善に伴い、SMCCFを通じた社債や上場投資信託(ETF)の購入規模を縮小し、7月下旬にはETFの購入を完全に停止。
ただシン氏は、FRBには必要に応じて購入規模を増やす用意があり、「購入規模と購入対象の双方を変えることで、市場に柔軟な支援を提供することができる」と言及。「市場に大きなストレスがかかった」場合に、FRBはまず「社債の直接購入」に焦点を当て、その後ETFを購入するだろうとした。
財務面で問題のない企業の社債の購入に関する質問に対しては、SMCCFの目的は、指標に基づき幅広く社債を購入することで市場の機能を改善することだと応じた。
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