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リスク選好改善でドル売り、バイデン政権の景気刺激策に期待=NY市場

ロイター / 2021年1月21日 8時24分

 1月20日、  ニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨に対し下落した。写真は米ドル紙幣。2020年5月撮影(2021年 ロイター/Dado Ruvic)

[ニューヨーク 20日 ロイター] -   ニューヨーク外為市場ではドルが主要通貨に対し下落した。この日に発足したバイデン新政権の下で大規模な景気刺激策が策定されるとの期待からリスク選好度が上昇し、ドル売りにつながった。

ドルは豪ドル、ニュージーランドドル、ノルウェークローネなどの資源国通貨に対しても下落。カナダ銀行(中央銀行)が政策金利を据え置き、利下げを実施しなかったことで、米ドルは対カナダドルで3年ぶり安値を付けた。

バイデン氏はこの日、第46代米大統領に就任。米国は新型コロナのパンデミック(世界的大流行)、景気低迷、気候変動、人種問題などに直面しているが、バイデン氏は団結を強調し、「われわれは民主党と共和党、都市部と地方、リベラル派と保守派の無意味な戦いを終わらせなければならない」と訴えた。

テンパス(ワシントン)のシニア外為ストラテジスト兼トレーダー、フアン・ペレス氏は「先行き不透明性が払拭されれば楽観的な見方が台頭し、世界的な回復の見通しにめどが立つ」とし、 「選挙も、これに関連する事柄も全てが劇的な役割を果たしたが、全てが終わった。バイデン氏が大統領に就任し、米国の景気刺激策に対する期待はこれまでにないほど高まっている」と述べた。

終盤の取引でドルは対円で0.4%安の103.54円。一時は103.45円と、2週間ぶりの安値を付けた。

英ポンドは対ドルで一時1.3720ドルと、3年ぶり高値を更新。その後は上げ幅を縮小し、0.1%高の1.3643ドル。

ユーロは対ドルで0.2%安の1.2106ドル。欧州では新型コロナ変異種の感染拡大が重しになっている。

主要6通貨に対するドル指数は0.1%上昇の90.483。年初からは0.5%上昇している。

ドル/円 NY終値 103.52/103.56

始値 103.81

高値 103.84

安値 103.45

ユーロ/ドル NY終値 1.2104/1.2108

始値 1.2110

高値 1.2117

安値 1.2078

(表はリフィニティブデータに基づいています)

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