中国人民銀、最優遇貸出金利を15カ月連続で据え置き

　中国人民銀行（中央銀行）は７月２０日、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利（ローンプライムレート、ＬＰＲ）を１５カ月連続で据え置いた。写真は北京の中国人民銀行本部。２０２０年４月撮影（２０２１年　ロイター/Tingshu Wang）

［上海　２０日　ロイター］ - 中国人民銀行（中央銀行）は２０日、銀行の貸出金利の指標となる最優遇貸出金利（ローンプライムレート、ＬＰＲ）を１５カ月連続で据え置いた。

１年物ＬＰＲは３．８５％、５年物ＬＰＲは４．６５％に維持した。

ロイターが今週実施した調査では、トレーダー・アナリスト２１人中１１人が１年物と５年物双方の金利据え置きを予想。残り１０人は１年物の金利引き下げを見込んでいた。

中国の新規および既存融資の大半は１年物ＬＰＲに基づき金利が設定され、５年物ＬＰＲは住宅ローンの金利設定に影響する。