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米ネットフリックス、7─9月期の契約伸び見通し低調 一時株価下落

ロイター / 2021年7月21日 8時7分

米動画配信サービス大手ネットフリックスが20日に発表した7─9月期の契約件数の増加見通しは市場予想を下回り、時間外取引で株価が1.6%下落した(2021年 ロイター/Mike Blake)

[20日 ロイター] - 米動画配信サービス大手ネットフリックスが20日に発表した7─9月期の契約件数の増加見通しは市場予想を下回り、時間外取引で株価が一時1.6%下落したが、その後は戻した。

ネットフリックスは競争激化のほか、映画館の営業再開などを受けた新型コロナウイルス感染拡大による巣ごもり需要の減退などで苦戦している。

ネットフリックスが示した7─9月期の1株当たり利益予想は2.97ドル。リフィニティブがまとめたアナリスト予想平均の3.16ドルを下回った。

契約件数の増加は350万件と予想。市場予想の550万件を大きく下回った。

4─6月期の契約件数は154万件増の2億0900万件。増加ペースは前年同期の1010万件増から大きく鈍化した。ただ、市場予想の103万9000件は上回った。

米国とカナダでは、第2・四半期に契約件数が約43万件減少した。

ネットフリックスは、ストリーミングサービスの契約の伸びが鈍化する中、ビデオゲームサービスに注力すると表明。契約者に追加費用なしでビデオゲームを提供して底上げを図る。当初はモバイル端末向けゲームに焦点を絞る。

株主に宛てた四半期ごとの書簡の中で「オリジナル映画やアニメ、台本なしのTVへの進出と同様、われわれにとってゲームはもう一つの新たなコンテンツカテゴリーと見なしている」とした。

また、ストリーミングテレビが視聴時間全体に占める割合は依然として小さく、米国以外では自社のサービスがそれほど成熟していないと指摘。「成長に向けた長い滑走路があると自信を持っている」とした。

一部のアナリストはこれまで、これまでの急速な成長を受けて動画配信サービス分野で支配的な地位を占めているネットフリックスが契約を増やすには新たな方法を見いだす必要があると指摘している。

eMarketerによると、定額制動画配信からの米国収入におけるネットフリックスのシェアは今年末までに2018年の約50%から30.8%に低下する見通し。

Investing.comのシニアアナリスト、ジェッセ・コーエン氏は「配信分野の競争が激化する中、ネットフリックスはまたさえない四半期となった。ネットフリックスの今年の業績が比較的穏やかになっている主因の一つは新しい成長のきっかけがないことだ」と語った。

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