ＩＭＦ・世銀総会、モロッコ震災踏まえた変更支持へ＝米財務長官

イエレン米財務長官は１９日、モロッコで１０月９─１５日に開く世界銀行と国際通貨基金（ＩＭＦ）の年次総会について、両機関が同国で発生した地震を踏まえ適切な調整を行うと確信していると述べた。資料写真、インド・ガンディーナガルで７月撮影（２０２３年　ロイター/Amit Dave）

David Lawder

[ニューヨーク １９日 ロイター] - イエレン米財務長官は１９日、モロッコで１０月９─１５日に開く世界銀行と国際通貨基金（ＩＭＦ）の年次総会について、両機関が同国で発生した地震を踏まえ適切な調整を行うと確信していると述べた。

ＩＭＦのゲオルギエバ専務理事と世銀のバンガ総裁、モロッコのナディア・フェッタハ・アラウィ経済相は１８日、予定通りマラケシュで総会を開催すると発表。災害の状況に合わせて内容を一部変更すると明らかにした。

総会では１万人を超える関係者がマラケシュに集まるとみられている。イエレン氏はどのような変更をすべきかと記者団に問われ、「世銀とＩＭＦのトップがモロッコ政府と協力し、何が適切で可能なのか判断するのに委ねる」と述べた。

また、仮に開催地変更が決定されていたとしても理解できただろうとし、両機関とモロッコが適切と考えるいかなる変更も支持すると強調。モロッコ政府が開催を強く望んでいるとも述べた。