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午後3時のドルは147円後半、10カ月ぶり高値圏で日米中銀会合待ち

ロイター / 2023年9月20日 15時12分

 9月20日、午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準と変わらずの147円後半で取引されている。写真は米ドル紙幣。2021年11月撮影(2023年 ロイター/Murad Sezer)

Shinji Kitamura

[東京 20日 ロイター] - 午後3時のドル/円は、前日ニューヨーク市場終盤の水準と変わらずの147円後半で取引されている。日米の中銀会合を控えて、ドル/円は10カ月ぶりの高値圏で売買が交錯した。市場では会合後もドル高/円安地合いが続くとの予想が優勢だ。

東京市場のドルは147円後半でもみ合いとなった。ビッグイベントを前に積極的な取引が見送られたほか、円買い介入への警戒感も上値を買い上がる動きを押さえたという。

イエレン米財務長官は19日、日本が再び円買い介入に踏み切った場合に米国が理解を示すかどうかは「状況次第」だと発言した。神田真人財務官も20日、米通貨当局と緊密に意思疎通を図っていることを明らかにし、円安には「あらゆる手段」を排除しないとの考えを改めて示した。

日米両当局者の発言を受けて、市場では急速にドル高/円安が進む場面では、円買い介入が行われる可能性があると警戒する声が相次いでいる。一方で「急速でなければ介入はしないとも読める。緩やかなドル高/円安が続くこと自体は、許容するつもりではないか」(外銀関係者)との指摘も出ていた。

円相場の反応は鈍かったが、朝方に発表された8月貿易収支が9305億円の赤字と、事前予想を上回る赤字幅となったことも関心を集めた。輸入額の2割を占める鉱物性燃料は前年比3割超減少したが、市場では「原油高を背景に輸入額が増加し、赤字幅が緩やかに拡大するリスクが高まってきている」(みずほ証券の秋元俊吾マーケットエコノミスト)という。

きょうの米連邦公開市場委員会(FOMC)では、金融引き締め姿勢は崩さずに利上げは行わない「タカ派的な据え置き」を想定する声が大勢。前日に米10年債利回りが16年ぶり高水準へ上昇していることもあり、ドルはまだ堅調地合いが続くとの声が多く聞かれた。

ドル/円 ユーロ/ドル ユーロ/円

午後3時現在 147.88/147.93 1.0679/1.0683 157.96/157.99

午前9時現在 147.76/147.77 1.0680/1.0684 157.82/157.83

NY午後5時 147.84/147.87 1.0677/1.0681 157.89/157.91

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