日経平均は続落、FOMC結果を控え持ち高調整
ロイター / 2023年9月20日 15時32分
Noriyuki Hirata
[東京 20日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比218円81銭安の3万3023円78銭と続落して取引を終えた。米連邦公開市場委員会(FOMC)の結果発表を控える中、持ち高調整の売りが優勢となった。 日経平均は18円高と小幅反発で寄り付いた後、午前中は前日終値を挟んだ一進一退だったが、午後には下げを拡大し、大引け前には一時253円安の3万2988円65銭に下落した。東証33業種のうち32業種が値下がりし、プライム市場の8割超が下落した。
前日の米株安に加え、時間外取引の米株先物やアジア株が軟調に推移し、投資家心理の重しになった。日経平均の0.66%安に対し、TOPIXは1.0%安で「バリュー株の下落が目立った。これまでしっかりしていた銘柄の利益確定売りが出やすかった」(ちばぎんアセットマネジメントの森田潤調査部長)との声が聞かれた。
日米の中銀会合の結果発表を前に、持ち高調整の売りに押されたが「業績上振れへの期待は根強い。TOPIXは上昇が急ピッチで短期的な調整はあり得るが、基本は上方向をみていていいのではないか」(ちばぎんAMの森田氏)との声が聞かれた。
TOPIXは1.0%安の2406.00ポイントで取引を終えた。東証プライム市場指数は前営業日比1.0%安の1238.28ポイントだった。プライム市場の売買代金は4兆0435億5200万円だった。東証33業種では、値下がりは鉱業や石油・石炭製品、電気・ガスなど32業種で、値上がりは陸運の1業種だった。
トヨタ自動車は年初来高値の更新後、下げに転じた。ニデックや任天堂は軟調だった。一方、村田製作所やファナックは堅調。東京海上HLDGは年初来高値を更新した。
東証プライム市場の騰落数は、値上がりが225銘柄(12%)、値下がりは1581銘柄(86%)、変わらずは30銘柄(1%)だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 33023.78 -218.81 33261.35 32,988.65─3
3,267.14
TOPIX 2406.00 -24.30 2432.24 2,405.06─2,
433.36
プライム指数 1238.28 -12.51 1251.96 1,237.82─1,
251.96
スタンダード指数 1146.29 -7.03 1154.16 1,146.29─1,
154.89
グロース指数 939.95 -6.04 944.16 939.95─950.
00
東証出来高(万株) 167453 東証売買代金(億円 40435.52
)
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